About

人間はもっと、
生きたいいのちを
生きられる。

技術の進化により、瞬く間に個と世界は繋がり、また、リアルとバーチャルの境界もなくなりつつあります。そうした技術の進歩は、私たち人間の価値観を拡げ、その生き方をより豊かなものへと導いてくれます。

そして人間の技術による進化は、「いのち」の可能性までも拡げはじめています。技術が支え、技術が設計する「いのち」。機械やロボット、人工知能(AI)に宿る「いのち」。人間と技術が融合した新たないのちは、肉体や環境の制約から解き放たれ、より自由になり、新たな可能性の探索に旅立ちます。

2025年、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに開催される大阪・関西万博。ロボット工学の第一人者・石黒 浩が主導するシグネチャーパビリオン「いのちの未来」では、「いのちを拡げる」を掲げ、その新たな在り方を創造し、展示します。

50年後のいのちはどこまで進化し、私たちの暮らしに、社会に、どんな幸福をもたらしてくれるのか。1000年後のいのちはどこまで飛躍し、どんな自由と生きる喜びが待っているのか。生きたい「いのち」を自ら設計する時代は、もうはじまっています。

Message

プロデューサー
メッセージ

人間は動物としての生物的進化だけでなく、科学技術による進化の方法を持つ。 それが人間を人間たらしめている。 これからの人間は、さらに科学技術を発展させ融合しながら「いのち」の可能性を飛躍的に拡げ、その多様な価値観と幸福感で人間自身や人間社会、 そしてそれを取り巻く環境や生態系を自らが設計していく。 本パビリオンは、「いのち」の新たな在り方を展示することで、忘れがたいいのちの体験をお届けします。

石黒 浩

プロデューサー

1991年、大阪大学基礎工学研究科博士課程修了。工学博士。2009年より大阪大学大学院基礎工学研究科システム創成専攻教授。ATR石黒浩特別研究所客員所長(ATRフェロー)。2017年から大阪大学栄誉教授。研究対象は、人とかかわるロボットやアンドロイドサイエンス。多数の論文を主要な科学雑誌や国際会議で発表。また、ロボビー、リプリー、ジェミノイド、テレノイド、エルフォイドといった、人とかかわるヒューマノイドやアンドロイドを開発。これらのロボットは、ディスカバリーチャンネルやNHK、BBCほか、世界中の多数のメディアで取り上げられている。2009年には、メディアアートの世界的なイベントの1つであるアルス・エレクトロニカ・フェスティバルのフィーチャードアーティストとして招待された。2011年、大阪文化賞受賞。2015年、文部科学大臣表彰受賞およびシェイク・ムハンマド・ビン・ラーシド・アール・マクトゥーム知識賞受賞。2020年、立石賞受賞。

Member

いのちを拡げる協働メンバー

内田 まほろ

企画統括ディレクター

キュレーター、展示プロデューサー。JR東日本鉄道文化財団、高輪ゲートウェイシティ(仮称)文化創造棟準備室長。2020年まで日本科学未来館勤務。シンボル展示ジオ・コスモスやロボット、情報、アート、デザイン、ゲーム、建築、土木まで幅広い常設展、企画展を担当。05年MoMAでの在外派遣勤務、グッドデザイン審査委員。

遠藤 治郎

建築・展示空間ディレクター

建築家、演出家、照明家、エキシビションデザイナー、フェスティバルデザイナー、合同会社SOIHOUSE代表。建築を起点に、美術・音楽・モード・大学教育といったジャンルを横断しながら、オランダ3年、スリランカ1年、タイ13年を経て2016年より東京を拠点に活動、2021年春まで日本科学未来館専門職兼務。

小林 大介

制作統括ディレクター

(株)パルコ エンタテイメント事業部 コンテンツ担当部長。カルチャー、アート、音楽の展示、イベント企画に広く携わる。渋谷再開発における仮囲い演出でグッドデザイン賞受賞。クマ財団選考委員、NEWVIEW AWARDS審査委員。

宇川 直宏

バーチャル空間ディレクター

現”在”美術家、DOMMUNE主宰。映像作家、グラフィックデザイナー、VJ、文筆家、大学教授など、80年代末より、さまざまな領域で多岐にわたる活動を行う。2010 年には、日本初のライブストリーミングスタジオ兼チャンネル「DOMMUNE」を個人で開局。記録的なビューワー数で国内外にて話題を呼ぶ。2021年、第71回芸術選奨文部科学大臣賞受賞。

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