Future Products

未来プロダクト

移動の未来

Produced by
デンソー

知的好奇心を満たし、自己実現や自己成長を支える各種モビリティをリアル空間、バーチャル空間で提供。新たな気づきを生み出す移動を実現する。

Product

パルモビ

持ち主の「相棒」として自由に姿を変えるモビリティ

概要

単なる移動手段ではなく 、持ち主と共に歩み憑依したパーソナルAI「ふれAI」と対話することで、その人にとっての相棒となるモビリティ。心の状態や状況に応じさまざまなモビリティの姿に変化。自分でも気づいていなかった好奇心に導かれ、新しい発見をする移動を提供。他のユーザーのパルモビと融合し、相乗りすることで別のAIからも刺激を受ける。

サイズ・重さ・仕様
コア形態:

約Φ200(mm)…持ち主の顔とほぼ同じサイズ。

無機質でスタイリッシュなモノから親しみを感じるキャラクターまで、持ち主の趣向に合わせた外観となっている。自由に動き回ることも浮遊することもでき体感体重は風船程度。

モビリティ形態:

乗車人数(パーソナルモビリティ~複数)および状況・環境に応じて変化。サイズは現代のクルマ同等だが、重量は軽量素材に空気充填のため、現代のクルマより軽量で10kg程度~。

機能詳細
(1)コミュニケーション機能
  • パーソナルAI「ふれAI」が憑依しBMIや口頭での対話が可能。
  • 持ち主のその時々の気持ちや場所・環境・文化に応じた形に変化し、好奇心を刺激する。さらに、自身のAIと他者のAIを交流させることで、互いの好奇心に触れ合うことができ、パルモビ同士が融合して相乗りすることで新たな発見や共創を生む。
(2)変形機能
  • コア部分には動力と外皮の素材が含ふくまれており、外皮は空気で膨らむ軽量素材でできている。これによりモビリティの基本形状を形成する。
  • 都市や郊外に点在しているステーションと呼ばれるミニ工場には、トレーサビリティ保管されている既存部品や、3Dプリンタされた部品(カスタムパーツ)があり、自動組立ロボットや持ち主自身で部品や素材(自然素材や伝統工芸)を組み立て、さまざまな環境や文化にも調和できるモビリティの形状を形作る。

Product

キズナロイド

身体能力と五感を拡張するスーツ

概要

筋肉や神経のように働き身体を思うがままに操れ、五感に働きかけて人間には見えないもの、聞こえないものまで感じ取れるようにする拡張スーツ。心身の制約を解放するために、心身にとらわれない新しい自己表現を可能にし、自己理解を深めることができる。他者や動物の感覚を体感し、相互理解も深められる。

サイズ・重さ・仕様
  • 服や靴、または皮膚や筋肉のように、部位に合わせた形状
  • 人と同じ大きさ、少し厚手の生地(質感も変化)
機能詳細
(1) 機能拡張

肩/腰/肘/膝の人体接合パーツに、身体機能を拡張する機能パーツや機械の腕が取り付けられる。衝撃が加わった時や、人間の力を超えた出力を出す時には、服が硬化し生身の肉体を守る。機能パーツはボディデザインソフトで形状や素材を選定し、生成する。

(2) 五感拡張

ヘッドフォンではなくブレイン・マシン・インターフェイスを装着している。五感を更に拡張したい時には、キャップに内蔵されたARゴーグルやマスクを瞬時に着用できる多様なスタイルを実現できるカタチになっている。

(3) 義足

義足とキズナロイドは接合され、義足であっても思うがままに操れる。ダンスやスポーツなどの激しい動きの時などは、キズナロイドと同じく、身体にとらわれない新しい自己表現を可能にする。

<使用例>
  • 視覚拡張により暗所恐怖症でも洞窟の造形を活かしたパルクールを楽しむ。
  • 海中でエコーロケーションにより障害物を認知し危険を回避しながらイルカのスピードを体感できる。
  • 他の生物を再現した感覚器官を持つ腕などの機能パーツと、自身の感覚器官がリンクして、人体ではできない体験が移動をより楽しくさせる。

Product

バブルリンク

バーチャル向けモビリティ

概要

バーチャルでも移動を楽しんでもらうことを目的としたバーチャル向けモビリティ。わかりやすさと安心を与える演出によってユーザーに没入感を与え、リアル以上の移動体験を提供する。

サイズ・重さ・仕様
  • 主に※1バーチャルで利用するサービス
  • バブルリンク本体はバーチャル空間上で自由に変形

※1 XR/AR技術を活用することでリアル空間に重畳した表現も可能

機能詳細
(1)使用範囲
  • リアル⇄バーチャル間やバーチャル空間をまたいだ遷移(ワープ)
  • バーチャル空間内の移動と遷移
(2)走行機能
  • ユーザーが装着するデバイスと連動し自由自在※2に移動
  • 手動/自動運転の切替可能
  • 目的地を定めず自動走行(ツアー)も可能

※2 管理者による制約や規則があった場合にはそれに従う

(3)認知・安心演出
  • 自己の所在や他者の移動/遷移をバブルによって可視化
  • リアル⇄バーチャル遷移:バブル乗り降り※3
  • バーチャル遷移:遷移先を示すバブルにくっつく
  • バブルの透過度や膜の厚みによって刺激/情報量を自由に調整

※3  [乗る演出]バブルが出現 [降りる演出]バブルが弾けて消える

(4)移動を促す/移動を楽しむ
  • バブルをくっつけたくなる気持ちと移動したくなる気持ちを掛け合わせることで移動/遷移を促す
  • バブルを浮かばせることでいつでも探せる<偶然の出会い>
  • AIを活用して行き先を提案<一人ひとりに寄り添った提案>
(5)共感/共創
  • 複数人で同じバブルに入ることも可能
  • お互いの世界の要素を組み合わせて新しい空間を共創

3つのプロダクトで知的好奇心を拡げる移動を提供