未来をつくる技術 – 株式会社堀場製作所

未来をつくる技術 – 株式会社堀場製作所

堀場製作所と「いのちの未来」

豊かな未来社会の創造に欠かせない3つの分野、「エネルギー・環境」「バイオ・ヘルスケア」「先端材料・半導体」でのイノベーション創出。HORIBAは、この3つの分野で革新的な「はかる」技術とソリューションの提供を通じ、未来の技術革新に貢献します。
得意とする水質計測技術と大気計測技術を用いて得たデータを、パビリオン周囲の環境変化を示すデータとして光に変換します。
この光の変化を「進化の渚」と捉え、パビリオン内外を光で飾ります。シグネチャーパビリオン「いのちの未来」が暗示する「いのち」の拡がりとHORIBAが掲げるビジョン「Joy and Fun for All、おもしろおかしくをあらゆる生命へ」が描く豊かな「いのち」を表現します。

HORIBA EXPO2025|HORIBA万博特設サイト
https://www.horiba.com/jpn/expo2025/

堀場製作所の提供技術

パビリオン外溝の水景を構成するオブジェには、実は水質計が隠れています。また、パビリオン出口の天井には大気計が潜んでいます。水質計は水盤の水の状態を、大気計は館内の空気の状態を24時間リアルタイムで計測します。水と大気の2つの計測から得られた値が2つの光の波となります。HORIBAの優れた計測技術が、人の感覚では感じ取れない微細な変化を捉えて光の強弱を生み出します。

水質計測技術
水を守り環境を維持するために、さまざまな水質基準項目が定められています。それらを遵守しより健全で持続可能な社会を実現するために、HORIBAの水質計測技術が世界中で活躍しています。パビリオンで使用する水質計は、新たに開発した細い金属製センサーを使用。従来のガラス製センサーでは難しい設置条件や計測場面での測定を可能にしました。水質計測を進化させることにより、あらゆる生命に必要な水の安心・安全を守り、未来の豊かな「いのち」につなげます。

大気計測技術
地球を覆う大気は窒素が約78%と酸素が約21%で構成されています。それ以外の約1%の大気中の成分にはさまざまな物質が含まれており、生物、気候、人などに影響を与えるといわれています。それらの物質がどこで発生し、大気中でどのように存在しているかを調べるために、微細な環境変化を正確に測定できるHORIBAの大気計測技術が貢献しています。パビリオンで使用する大気計には、複数の物質濃度を同時測定できる技術「IRLAM™」※1と測定プロセスを簡便にする「オープンパス計測」※2技術を用いました。館内の大気中に含まれる二酸化炭素、一酸化二窒素、メタンなどの濃度をリアルタイムで測定し、可視化して光の演出につなげます。

※1 IRLAM™:HORIBAの次世代赤外分光技術 IRLAM(アーラム)は、株式会社堀場製作所の日本およびその他の国における登録商標または商標です。
※2 オープンパス計測:大気中のガス成分を分析計に捕集することなく、大気中開放された専用光路(パス)を通して、直接その空間のガスを分析するための計測方法。シグネチャーパビリオン「いのちの未来」で展示しているIRLAM™のみに対応しています。

AR
より感覚的に来場者が演出のコンセプトを理解し、「はかる」を身近に感じることができるように ARコンテンツを準備しました。バーチャル万博アプリを起動し、パビリオン周囲の水盤に設置されたARマーカーをアプリで読み取ると、不思議な体験が始まります。バーチャルの世界で貝殻、花、岩塩を水に入れてみましょう。水の性質と変化に応じて、パビリオンに美しい光のアートが現れる様子を、目の前でも体験できます。

技術の未来ビジョン

唯一無二の「はかる」技術で、HORIBAのビジョン「Joy and Fun for All、おもしろおかしくをあらゆる生命へ」を実現する、革新的な技術開発とソリューション提供に挑みます。